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ヒート・セット・インキ heat‐set ink

世界大百科事典 第2版の解説

ヒート・セット・インキ【heat‐set ink】

加熱することにより短時間で乾燥(固化)するようにつくられた高速印刷用インキ。オフセットおよび凸版輪転印刷用の油性インキを指す場合が多いが,広義にはグラビア印刷用溶剤インキも含まれる。代表的な油性ヒート・セット・インキは多色オフセット輪転印刷用のインキである。その組成中に20~50%の石油系溶剤を含み,印刷ユニットに続く熱風乾燥装置を通過する間に溶剤が蒸発すると同時に固化,定着し,美しい色彩と光沢をもつ印刷面を形成する。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のヒート・セット・インキの言及

【ウェット印刷】より

…また,カラー印刷に多用されるオフセット平版印刷では,巻取紙を使って連続的に各色インキを刷り重ねる方法がもっとも生産性が高いから,いきおい未乾燥インキの上に次のインキを重ねることになる。この場合,ヒート・セット・インキという速乾性のインキを用い,半乾燥状態のインキ膜の上に次のインキが乗るように設計し,4色(一般には表と裏4色ずつ計8色)刷り終わったところで乾燥機に入れ,一度に乾燥させてしまう。この機構を円滑に行うには,次々と重ねられるインキのタックネス(粘り)をしだいに小さくしていく。…

※「ヒート・セット・インキ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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