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ビキニ環礁水爆実験

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

ビキニ環礁水爆実験

ソ連との核開発競争を背景に米国が46~58年、信託統治領だったマーシャル諸島で計67回にわたって核実験を実施。54年3月1日にビキニ環礁で実験された水爆「ブラボー」の威力は広島型原爆の1千倍とされ、周辺海域にいた第五福竜丸の乗組員23人が「死の灰」を浴び、半年後に無線長の久保山愛吉さん(当時40)が死亡した。日本の反核運動の契機となったが、「原子力の平和利用」に踏み出そうとしていた日本と米国の間で早期の幕引きが図られた。55年に米政府が「見舞金」として200万ドルを日本政府に支払うことで政治決着。54年3~5月の実験時だけでも周辺海域に1千隻の船舶がいたとみられたが、公的な調査はされなかった。

(2014-03-02 朝日新聞 朝刊 1社会)

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