ビジェルブラン(英語表記)Élizabeth Vigée-Lebrun

改訂新版 世界大百科事典 「ビジェルブラン」の意味・わかりやすい解説

ビジェ・ルブラン
Élizabeth Vigée-Lebrun
生没年:1755-1842

フランスの女流画家。ビジェは父方の,ルブランは夫の姓。父やベルネ,グルーズらに学ぶ。1779年よりマリー・アントアネット付の公式画家となり,《マリー・アントアネットとその子どもたち》(1787)など,王妃肖像を約30点残す。83年アカデミー会員。ほかに,宮廷人や画家の肖像をロココ風の繊細さと簡潔な様式とで数多く描いた。大革命時代にはイタリアオーストリアロシアなどで肖像を制作した。自伝的回想録(1835-37)がある。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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