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ビブリア・パウペルム Biblia pauperum

世界大百科事典 第2版の解説

ビブリア・パウペルム【Biblia pauperum】

聖書に題材をとった中世の版画集。〈貧者の聖書〉の意。文盲者用に作られ,最古のものは13世紀中葉のエドモン・ド・ロチルド所蔵のものと言われるが,この名称は後年に与えられた。1460年ころ,おそらくフランスで,テキストとともに図版木版で刷られて普及し,15~16世紀を通じて芸術家たちの主要な着想源(タピスリー下図など)になった。キリスト降誕から幼年時代を経てキリストの再臨,すなわち〈最後の審判〉に至るまで,各場面の図像旧約聖書の史実と関連づけられた寓意的表現をとっている。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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