ビルバオ鉄山(読み)びるばおてつざん(英語表記)Bilbao

翻訳|Bilbao

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビルバオ鉄山」の意味・わかりやすい解説

ビルバオ鉄山
びるばおてつざん
Bilbao

スペイン北部、ビスカヤ県の県都ビルバオにあるスペイン有数の鉄山。鉄の炭酸塩鉱床風化作用で酸化鉄鉱床に変わったもので、ビルバオ型鉄鉱床と称される。母岩は石灰石で、その上部堆積(たいせき)鉱床は赤鉄鉱、菱(りょう)鉄鉱、および褐鉄鉱からなり、平均品位は鉄分48%以上である。大規模な露天掘りで採掘し、品位59%以上の精鉱として製錬、またはネルビオン川岸の港からビスケー湾へ出て輸出している。

[房村信雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android