ピア・ツー・ピア(読み)ピア ツー ピア

ASCII.jpデジタル用語辞典 「ピア・ツー・ピア」の解説

ピア・ツー・ピア

専用のサーバーを使うことなく、接続されたコンピューター同士が相互にコミュニケーションするネットワーク形態。利用例としては、IP電話Skypeなどのインターネット電話、インスタントメッセンジャーファイル共有ソフトなどがある。比較的低コストにネットワークを構築できることと、クライアントの数に制限がないことから、現在のクライアント・サーバー型に代わる次世代インターネットの技術として注目されている。ただし、データのやり取りに個人のコンピューターが経由されることによる個人情報の漏えいやウイルス蔓延などが起こりやすい、といったセキュリティー上の問題が課題となっている。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

パソコンで困ったときに開く本 「ピア・ツー・ピア」の解説

ピア・ツー・ピア

遠くに離れたパソコン同士で1対1の通信を行うことです。「ピア」には「同等の仲間」という意味があります。その読みから「P2P」とも書きます。両者が共通のサーバーに接続し、サーバー経由で通信をしたり、どちらか一方がサーバー、一方がクライアントになるような決まった役割をもったりしないのが特徴です。現在は主にファイル交換やインスタント・メッセージングで利用されていますが、P2Pの用途はそれだけにかぎりません。
⇨インスタント・メッセージング、
クライアント、サーバー

出典 (株)朝日新聞出版発行「パソコンで困ったときに開く本パソコンで困ったときに開く本について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android