日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ピアース(Franklin Pierce)ぴあーすFranklin Pierce(1804―1869) アメリカ合衆国第14代大統領(在任1853~57)。1833年から42年までニュー・ハンプシャー出身議員として連邦上下院で活躍し、52年民主党南部派の支持で大統領に当選した。国内の南北宥和(ゆうわ)と対外拡張に意欲を示し、キューバ併合まで試みたが失敗し、54年カンザス・ネブラスカ法成立以後のカンザスにおける奴隷制導入の是非をめぐる南北の衝突を収拾できず、次の民主党大会では大統領候補の再指名を得ることができなかった。[安武秀岳] F・ピアース 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例