ピュイグ・ロジェ アンリエット(読み)ピュイグロジェ アンリエット(英語表記)Puig-Roget Henriette

新撰 芸能人物事典 明治~平成 の解説

ピュイグ・ロジェ アンリエット
ピュイグロジェ アンリエット
Puig-Roget Henriette


国籍
フランス

職業
ピアニスト オルガン奏者 作曲家 音楽評論家

肩書
パリ国立高等音楽院名誉教授,東京芸術大学名誉客員教授

生年月日
1910年 1月9日

出身地
コルシカ島バスティア

学歴
パリ音楽院〔1932年〕卒

経歴
35年間フランス放送協会専属のピアニスト、オルガニストオーケストラ総譜奏者を務め、15年間パリ・オペラ座歌唱の指導にあたった。また17年間パリ・シナゴーグ(教会堂)の、1934年からはオラトワール・デュ・ルーヴル礼拝堂の正オルガニストを務めた。’45〜50年エトワール紙、レットル・フランセーズ紙の音楽批評を担当、健筆をふるう。数多くの国際音楽コンクールの審査員をも務め、各地の音楽祭に招かれて出演するなど、幅広く活躍した。一方、’57年にパリ音楽院教授となり、’79年には東京芸大客員教授として来日。桐朋学園大等でも教壇に立つ。近代フランス音楽の優れた継承者として、演奏、教育両面で日本の音楽界に大きく貢献。オーケストラや歌曲作品40曲余りを作曲している。著書に「ピュイグ=ロジェ ピアノ教本」(全5巻)など。

受賞
レジオン・ド・ヌール勲章〔1982年〕,勲三等瑞宝章〔1989年〕 ローマ大賞〔1933年〕,芸術祭賞(日本)〔1985年〕,フランス文学芸術功労賞〔1986年〕,モービル音楽賞(第18回・洋楽部門)〔1988年〕

没年月日
1992年 11月24日

伝記
宝物をくれた人たち―第7・ピアノのあいまに 山田 忍 著(発行元 たる出版 ’08発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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