日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ピール(George Peele)ぴーるGeorge Peele(1556?―1596) イギリスの劇作家。オックスフォード大学に学んだいわゆる大学才人派(ユニバーシテイ・ウイツツ)の1人。『パリスの糾弾』(1581ころ)はイギリス最初の牧歌劇の一つとされ、そのほか『ダビデとバテシバの恋』(1587ころ)、『アルカザーの戦い』(1589ころ)、『老婆のおしゃべり』(1590ころ)、『エドワード1世』(1591)など、神話、聖書、歴史などに取材した、叙情的な詩句にあふれる多くの作品を残した。[村上淑郎] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例