フィッツロイ川(オーストラリア東部、クイーンズランド州)(読み)ふぃっつろいがわ(英語表記)Fitzroy

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

フィッツロイ川(オーストラリア東部、クイーンズランド州)
ふぃっつろいがわ
Fitzroy

オーストラリア東部、クイーンズランド州中部、太平洋側斜面の川。長さ1120キロメートル。同州の代表的河川で、流域面積約14万平方キロメートルはオーストラリア大陸東岸中最大。上流部はマッケンジー川ドーソン川などに分かれ、狭義のフィッツロイ川は両河川の合流点より下流のみ(長さ480キロメートル)をさす。上流域は農牧地帯および炭田地帯。河口近くに同州中部の中心都市ロックハンプトン、河口にポート・アルマ港がある。名称は旧ニュー・サウス・ウェールズ総督名に由来する。

[谷内 達]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android