フィリップ ソレルス(英語表記)Philippe Sollers

現代外国人名録2016 「フィリップ ソレルス」の解説

フィリップ ソレルス
Philippe Sollers

職業・肩書
作家

国籍
フランス

生年月日
1936年11月28日

出生地
ボルドー

本名
ジョワイヨー,フィリップ〈Joyaux,Philippe〉

学歴
パリ大学

受賞
フェネオン賞「挑戦」,メディシス賞〔1961年〕「公園」

経歴
1957年短編「挑戦」を発表、’58年の長編第1作「奇妙な孤独」とともにモーリヤック、アラゴンらの賞賛を受ける。’61年の「公園」から難解な実験小説を手がける。’60年スイユ社より季刊誌テル・ケル」を創刊、「テル・ケル叢書」を創設、’83年ドノエル社より季刊誌「ランフィニ」を創刊、「ランフィニ叢書」を創設。ヌーボー・ロマンのさらに上を行く前衛的な手法で新しい世代の代表的存在となった。’83年「女たち」以後、いわゆる“具象小説”を続けて発表。ほかの作品に「天国」(’81年)、「ニューヨークの啓示」(’81年)、「遊び人の肖像」(’85年)、「例外の理論」(’86年)、「ゆるぎなき心」(’87年)、「黄金の百合」(’89年)、「ヴェネツィア祝祭」(’91年)、「秘密」(’92年)、「ルーヴルの騎手」(’95年)、エッセイ集「嗜好の戦争」(’94年)など。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

20世紀西洋人名事典 「フィリップ ソレルス」の解説

フィリップ ソレルス
Philippe Sollers


1936.11.28 -
フランスの小説家。
ボルドー生まれ。
パリで経済学を学び、1957年短編「挑戦」でフェネオン賞を受賞し、’58年「奇妙な孤独」で文名を確立する。’60年文芸季刊誌「テル・ケル」の編集委員となる。’61年ヌーボー・ロマンを越えて新たな文学性の確立をめざす新手法の小説「公園」で62年度メディシス賞を獲得し、急激な変貌は人々を驚かせる。’83年「女たち」以後具象小説を続けて発表。感性知力決意文才により最も際だつ作家の一人である。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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