フェルナンド[1世](ポルトガル王)(読み)ふぇるなんど

世界大百科事典(旧版)内のフェルナンド[1世](ポルトガル王)の言及

【ブルゴーニュ朝】より

…14世紀初頭ディニス王治世下に最盛期を迎えた。 ブルゴーニュ朝はカスティリャではペドロ1世の暗殺死(1369)によって,ポルトガルでは男子後継者のいなかったフェルナンド1世の死(1383)によって,それぞれ断絶した。【小林 一宏】【金七 紀男】。…

【ポルトガル】より


[アビス朝の成立と大航海時代]
 1348年に始まる黒死病(ペスト)はポルトガルの人口を3分の1以上も減少させ,深刻な社会的・経済的危機を引き起こした。さらに,69年から国王フェルナンドは隣国カスティリャの王位継承戦争に介入したが,敗北を喫して唯一の王位継承者ベアトリス王女をカスティリャ王フアン1世に嫁がせる破目に陥り,王朝の断絶という政治的危機に見舞われた。83年国王の死後,国内は親カスティリャ派の大貴族と,独立を守ろうとする中小貴族,ブルジョアジー勢力に二分されたが,海港都市としてスペインのセビリャに対抗するリスボンの商人層の主導の下に,85年4月開催されたコルテスはアビス騎士団長ドン・ジョアンを国王に選定した。…

※「フェルナンド[1世](ポルトガル王)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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