世界大百科事典(旧版)内のフェルナンド[5世]の言及
【フェルナンド[2世]】より
…在位1479‐1516年。1469年カスティリャのイサベル1世と結婚,妻の即位(1474)後は法的にも実質的にもカスティリャ王となったためにフェルナンド5世とも呼ばれ,さらにグラナダ王国征服の功績をたたえてローマ教皇庁から授与された〈カトリック王〉の名でも知られる(カトリック両王)。 内憂外患の中で終始苦境にあった父フアン2世を助けて早くから政治に関与したフェルナンドは,アラゴン連合王国が13世紀末以来地中海地域にもつ多様な権益をめぐってフランスと鋭く対立,娘たちの結婚によって反仏同盟を結成して,後の2世紀間にわたるスペイン,フランス抗争の発端をつくった。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」