フェレンツ・ホップ東洋美術館(読み)フェレンツ・ホップとうようびじゅつかん(英語表記)Ferenc Hopp Kelet-ázsiai Müvészeti Múzeum

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

フェレンツ・ホップ東洋美術館
フェレンツ・ホップとうようびじゅつかん
Ferenc Hopp Kelet-ázsiai Müvészeti Múzeum

ハンガリーの首都ブダペストにある,東洋美術を専門とする美術館。1919年,モラビア生まれの実業家フェレンツ・ホップ(1833~1919)の日本・中国美術のコレクションを主体として創設された。中国美術と日本美術を主体に,チベット朝鮮ベトナム,インド,ネパールオセアニアモンゴル中近東の作品を 2万点以上所蔵する。おもな所蔵品は,ドイツの東洋学者アルベルト・フォン・ル・コック収集のキジル壁画(→キジル千仏洞)や,奈良時代の乾漆像新羅古期の金銅像など。

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