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フクジュソウ(福寿草) フクジュソウAdonis amurensis; Amur adonis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

フクジュソウ(福寿草)
フクジュソウ
Adonis amurensis; Amur adonis

キンポウゲ科の多年草。山地の木陰に生えるが,フレームなどで促成栽培したものを正月の飾り花として鉢植にすることが多い。根茎は短くやや肥厚し,多数暗褐色ひげ根を出す。葉は3回羽状複葉。葉柄基部膜質で茎を包む。野生のものでは春に,新葉とともに茎頂に黄色の美花を単生する。多数の園芸品種があり,白色花,花弁の細いもの,大輪咲きのものなどがある。根茎および根は強心剤,利尿剤とされる。ヨーロッパ産のセイヨウフクジュソウ A. vernalisは赤い花をつけ,ジギタリスの代用として薬用にする。東アジアの温帯に広く分布する。

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百科事典マイペディアの解説

フクジュソウ(福寿草)【フクジュソウ】

北海道,本州,九州,東アジア北部に分布するキンポウゲ科の多年草。北日本に多く,落葉樹林林下にはえる。早春,高さ10cm内外の茎の頂部に,径約3cmの黄色花を日を受けて開く。

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世界大百科事典 第2版の解説

フクジュソウ【フクジュソウ(福寿草) Amur adonis】

キンポウゲ科フクジュソウ属の多年草(イラスト)。別名ガンジツソウ(元日草),北国ではマンサクと呼ぶこともある。短い根茎には黒褐色の堅い太い根が多数ある。寒さに強く,北国では雪どけと同時に,地下の根茎より茎を出し,伸びないままで花を咲かせる。花径は3cmほど,花弁は多数あり,黄金色で輝いており,春一番に咲く花として喜ばれ,福寿草の名ができた。暖かさとともに茎を伸ばし,3回羽状に切れこんだ葉を広げ,頂花に続いて腋枝(えきし)の花も咲かせ,結実期には高さ30cmばかりとなる。

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世界大百科事典内のフクジュソウ(福寿草)の言及

【有毒植物】より

…しかし用量安全域がせまく,副作用として食欲不振,悪心,嘔吐をさそい,多量に使用すれば心臓停止による死を招く。キンポウゲ科のフクジュソウ,クリスマスローズ,キョウチクトウ科のキョウチクトウ,ストロファンツス,ユリ科のオモト,カイソウ,スズランなどにも同様の成分が存在する。ストロファンツスはアフリカの原住民によって,矢毒として利用されていた。…

※「フクジュソウ(福寿草)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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