旺文社世界史事典 三訂版 の解説
フサイン−マクマホン協定
フサイン−マクマホンきょうてい
Husayn-MacMahon Agreement
フサイン側はオスマン帝国への反乱を約し,イギリス側は大戦後の独立アラブ国家の樹立を約した(マクマホン宣言)。しかし,アラブ独立後の国境が不明確であり,またイギリスは他方でフランスにシリア領有を認めるサイクス−ピコ協定を結び(1916),1917年11月にはパレスチナにユダヤ人のコロニーの設立を認めるというバルフォア宣言をしたことから,大戦後,問題は紛糾した。
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