フッ(弗)化水素(読み)ふっかすいそ

百科事典マイペディアの解説

フッ(弗)化水素【ふっかすいそ】

化学式はHF。比重0.987,融点−83.0℃,沸点19.3℃。流動しやすい無色の発煙性液体。各種の物質をよく溶かす。水に易溶。水溶液フッ化水素酸(フッ酸とも)といい,弱酸性。有毒。市販のフッ化水素酸はふつう約40%の水溶液。白金,金には作用せず,銀,銅には常温で徐々に作用,鉛ではその表面を侵し,他のほとんどの金属を溶かし,ケイ酸質を腐食するため,ガラスの刻食,電球のつや消し,黒鉛の灰分除去等に利用。半導体表面加工のエッチングにも使われる。ホタル石粉末に濃硫酸を加えて熱することにより,工業的には得られる。ポリエチレン製などの容器に保存。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

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