フブリダールワール(英語表記)Hubli-Dhārwār

改訂新版 世界大百科事典 「フブリダールワール」の意味・わかりやすい解説

フブリ・ダールワール
Hubli-Dārwār

インド南西部,カルナータカ州中西部の工業都市。1961年にフブリダールワールの2都市が合体した。人口78万6195(2001)。フブリの歴史は11世紀にさかのぼり,16~18世紀には交通の要地,また鉄,硝石集散地として栄えた。1818年イギリス領になり,70年代以後デカン高原の綿花地帯南部の綿花および米の集散地となった。紡績金属・鉄道工業などの近代工業のほか,絹織物の伝統工業が立地する。ダールワールは都市の規模はフブリより小さいが,カルナータカ大学をはじめ高等教育機関が多い。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フブリダールワール」の意味・わかりやすい解説

フブリダールワール
Hubli-Dhārwār

インド南西部,カルナータカ州北西部の都市。フブリと,21km北西にあるダールワールが 1961年に合併して成立。デカン高原西端部に位置し,周辺で産する綿花をはじめ,雑穀,豆類の集散と綿花加工が盛ん。 11世紀からの歴史をもち,イスラム寺院,ヒンドゥー寺院などがある。カルナータカ大学がある。人口 64万 7640 (1991) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android