世界大百科事典(旧版)内のフランチェスコ[1世]の言及
【メディチ家】より
…商才にも恵まれ,メディチ銀行の経営と公国の財政を立て直し,他方バザーリ,チェリーニなどおおぜいの芸術家を保護した。69年,公国はトスカナ大公国に昇格するが,後継者フランチェスコ1世Francesco I de’ M.は化学・物理にしか興味がなく,その治世下で財政は乱れ,国力は著しく低下する。次代のフェルディナンド1世Ferdinando I de’ M.は進歩的政策をとり,税制改革,農業商業の振興に努め,大公国は自由と活気を取り戻し,その存在はヨーロッパ列強の一つと認められた。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」