フランツ フィッシャー(英語表記)Franz Fischer

20世紀西洋人名事典 「フランツ フィッシャー」の解説

フランツ フィッシャー
Franz Fischer


1877.3.19 - 1948.12.1.(1947.説あり)
ドイツの化学者。
元・シャルロッテンブルク工科大学教授,元・カイザ・ウィルヘルム石炭研究所所長。
フライブルグ生まれ。
ミュンヘンパリライプツィヒ等で電気学を学ぶ。ベルリンの化学研究所を経て1911年よりシャルロッテンブルグ工業大学教授となり、加圧下における電気化学反応の研究を行う。’13年カイザー・ウィルヘルム協会の石炭研究所所長に就任、一酸化炭素への水素添加による石油合成に取り組む。’23年常圧における石油合成に成功し、’26年に発表。この方法はフィッシャー法と呼ばれ、第二次世界大戦前後にドイツ、日本、フランス等で工業化された。主著は「石炭学論文集成」(全12巻、’15〜36年)等。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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