フリッツ,J.(読み)ふりっつ

世界大百科事典(旧版)内のフリッツ,J.の言及

【ドイツ農民戦争】より

…つづいて1493年エルザス(アルザス)のシュレットシュタットで〈ブントシュー〉一揆が企てられた。1502年にはシュパイヤー司教管区ウンターグロームバハの農奴フリッツJoss Fritzがブントシュー一揆を組織し,あらゆる支配権力の廃棄,貢租・地代の廃止,村落共同地の解放といった急進的綱領を掲げた。フリッツはなおも13年フライブルク近郊のレーエンで,また17年ライン川上流各地で一揆を企てたが,運動はすべて未然に鎮圧され彼の姿も消えた。…

【ブントシュー】より

…この一揆は,シュレットシュタットの前市長ウルマンや近隣農村の有力者を指導者として,シュトラスブルクの教会裁判の廃止など3ヵ条の綱領を掲げたが,事前に発覚した。次いで1502年4月,シュパイヤー司教管区ウンターグロームバハ村の農奴フリッツJoss Fritz(生没年不詳)が一揆を企てた。ここでは,皇帝を除くすべての支配権力の除去,教会・修道院財産の没収,あらゆる貢租・地代の廃止,共有地の解放がうたわれた。…

※「フリッツ,J.」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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