フリードリッヒ・カール・オットー ディベリウス(英語表記)Friedrich Karl Otto Dibelius

20世紀西洋人名事典 の解説

フリードリッヒ・カール・オットー ディベリウス
Friedrich Karl Otto Dibelius


1880.5.15 - 1967.1.31
ドイツ教会政治家,牧師
元・世界教会協議会議長。
ベルリン生まれ。
1915年に生地で牧師となったが、「告白教会」を支持したため、’33年にナチによって追放されたが勇敢にも抵抗し、不自由な身分を強いられた。’45年にはベルリン教会監督となり、’49年にはドイツ・プロテスタント教会会議議長に就任、東西ドイツの問題に取り組んだ。’54年には世界教会協議会議長にも選出されている。戦後の教会再建期における代表的指導者であり、教会における祈りの問題や教会と国家の問題に関する著書を残している。主な著作に「教会の世紀」(’27年)、「教会の生成」(’38年)などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android