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フレイルチェスト(動揺胸郭/FC) ふれいるちぇすとどうようきょうかくえふしー Flail Chest

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家庭医学館の解説

ふれいるちぇすとどうようきょうかくえふしー【フレイルチェスト(動揺胸郭/FC) Flail Chest】

[どんな病気か]
 隣り合った複数の肋骨(ろっこつ)のそれぞれが、2か所以上折れると、その部位が、息を吸ったときにへこみ、息をはいたときにふくらみます。この状態をフレイルチェスト(動揺胸郭(どうようきょうかく))といいます。
 肺挫傷(はいざしょう)(「肺挫傷」)、血気胸(けつききょう)(「血胸/気胸/血気胸」)、胸骨骨折(きょうこつこっせつ)、大血管損傷(だいけっかんそんしょう)などをともなうことが少なくありません。
 息を吸うとふくらみ、はくとへこむふだんの胸の動きとは逆になるので、このけがによる胸の動きを奇異性運動(きいせいうんどう)あるいは奇異呼吸といいます。
[検査と診断]
 呼吸にともなう胸の動きをみればわかりますが、胸部X線検査で、肋骨骨折が写ることで診断が確定します。胸部CTで、けがのより詳しい状況がわかります。
[治療]
 合併症がなければ、鎮痛薬を使用して、胸痛を和らげます。麻酔薬を注入して痛みを抑える硬膜外(こうまくがい)ブロック肋間神経(ろっかんしんけい)ブロックが行なわれることもあります。
 軽い肺挫傷をともなうときは、胸痛を抑える治療とともに、去痰薬を用いて、たんの排出をはかります。
 胸の動揺が著しいときは、開胸手術をして、折れた肋骨をつなぎます(外固定(がいこてい))。
 肺挫傷が重く、気管内挿管(きかんないそうかん)による酸素吸入が必要なときは、陽圧呼吸で胸の動揺を抑える(内固定(ないこてい))とともに、胸痛の除去とたんの排出をはかります。

出典|小学館
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