旺文社世界史事典 三訂版 の解説
フレンチ−インディアン戦争
フレンチ−インディアンせんそう
French and Indian War
七年戦争のとき,北アメリカで行われたイギリス・フランス間の植民地戦争
オハイオ川流域の争奪をめぐって開戦。現地のネイティブ−アメリカン(インディアン)をまきこんだ戦闘は,初めイギリス側が不利であったが,ピット(大)が主力を植民地戦争に注いだ結果,形勢を挽回 (ばんかい) し,1759年にカナダの中心ケベックを占領。1763年のパリ条約でイギリスはカナダとミシシッピ川以東のルイジアナを得て,北アメリカの支配権を確立した。ネイティブ−アメリカンの諸部族はその後もイギリスと戦い続けた(ポンティアック戦争)が,部族ごとに撃破された。
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