世界大百科事典(旧版)内のフレーバー(量子力学)の言及
【素粒子】より
…そして,さらにμ粒子やニュートリノを使った同様の実験および陽子どうしの衝突の実験から,陽子が点状の三つのクォークからできていることは確実となり,クォークがミクロの世界を支配する主役であると認識されたのである。
[フレーバー]
さて,素粒子を構成するクォークは何種類あるのであろうか。u,d,sの3種類のクォークで,すべてのハドロンがうまく分類できると考えられていたが,1974年11月にブルックヘブン研究所で,またスタンフォード線形加速器施設で,それぞれ独立にu,d,sの3種のクォークでは説明できない性質をもつハドロン,J/ψ粒子が発見され,第4番目のクォークの存在を意味していると解釈された。…
【フレーバー自由度】より
…単にフレーバーともいう。クォークの種類を表すために導入された概念。…
※「フレーバー(量子力学)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」