コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

フーバー・ダム Hoover Dam

翻訳|Hoover Dam

世界大百科事典 第2版の解説

フーバー・ダム【Hoover Dam】

アメリカ南西部アリゾナ州とネバダ州の境のコロラド川ブラック・キャニオンに,1935年に完成した重力式アーチダム。47年に大統領のH.フーバーを記念してフーバー・ダムと改称されるまではボールダー・ダムBoulder Damと呼ばれた。高さ221m,堤頂長379m,堤体積336万m3。貯水池のミード湖Lake Meadの総貯水量367億m3で,ダム直下の発電所で最大出力135万kWの発電をし,ユマ平原の灌漑,ロサンゼルス市の都市用水補給など多目的に利用されている。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のフーバー・ダムの言及

【ダム】より

…コンクリートダムの技術的基礎はこれらを背景に確立され,次々と大ダムの建設が始まった。コロラド川に36年に完成したコンクリート量340万m3のフーバー・ダムは,設計,施工技術の飛躍的な向上をみせ注目を集めていたが,この従来の規模をはるかにこえたダムも,わずか6年後にはワシントン州コロンビア川に完成されたコンクリート量810万m3のグランド・クーリー・ダムなどに追い越された。 一方,1922‐37年に土のパイピング(土中の流水によって内部が洗掘されること)や締固まりに関係する最適含水比など,土に関する基礎的研究が著しく進み,これに施工機械の改良,大型化とがあいまって,このころから土や砂れきやロック(岩塊)を堤体材料とするロックフィルダムが急速に発展した。…

【水資源】より

…ダム建設は当初,水力発電を目的とするものであったが,アメリカで1928年〈ボールダー峡谷事業法Boulder Canyon Project Act〉以来,多目的ダムの建設が水資源開発の手段として一般化するようになった。この事業はコロラド川にフーバー・ダムを建設し,延長349kmものコロラド川水路を開削し,ロサンゼルスをはじめとする南カリフォルニア諸都市に最大毎秒42.48m3の水を供給する巨大なものであった。またアメリカ南部のテネシー川流域でのTVAによる河川総合開発事業はあまりにも有名である。…

【誘発地震】より

…地震が起こるのは貯水の初期から最高水位になるまでの間が多いが,満水後何年も続く例もある。この現象が最初に注目され,組織的な観測が行われたのは,アメリカのネバダ,アリゾナ州境に近いフーバー・ダムで,1936年から数年間にわたり年間数十ないし100回近くの地震が記録された。大きな被害を伴った例としては,インドのコイナ・ダムで67年12月10日のマグニチュード6.3の地震で180人の死者がでている。…

※「フーバー・ダム」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

フーバー・ダムの関連キーワードコロラド川(アメリカ合衆国)ジョイント・ベンチャーボールダー・ダムダム(構造物)フーバー・ダムコロラド[川]ラス・ベガスラス・ベガスミード[湖]水豊湖高原

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android