フーリエの法則(熱伝導)(読み)フーリエノホウソクネツデンドウ

化学辞典 第2版 の解説

フーリエの法則(熱伝導)
フーリエノホウソクネツデンドウ
Fourier's law(heat conduction)

熱伝導基本法則の一つ.熱が伝導により高温部から低温部に移動する場合に,熱移動の方向(y方向)に直角な単位断面積を単位時間に移動する熱量,すなわち熱流束qは,y方向の温度勾配をdT/dyとすると,

の関係が成り立つ.これをフーリエ法則という.ここで,k熱伝導率である.この法則は,定常伝導,非定常伝導にかかわらず成立する.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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