ブカレスト条約(露土戦争)(読み)ぶかれすとじょうやく

世界大百科事典(旧版)内のブカレスト条約(露土戦争)の言及

【ペッサリー】より

…鋼鉄製スプリングの環に半球状のゴム膜を張った避妊器具。腟内に挿入し,射精された精子が子宮内にはいるのを防ぐことで避妊を実現する。オランダで考案されたためダッチペッサリーが正称。男性の協力を必要としないため,欧米では避妊を推進した婦人運動家により推奨されて普及した。第2次大戦後日本でも避妊法の一つとして指導されたが,あまり普及せず製造会社もなくなった。
[使用法と短所・長所]
 直径が60~80mmとさまざまなサイズがあり,産婦人科医,助産婦などに診察を受けサイズを測ってもらい,自分に適したものを選ぶ必要がある。…

【露土戦争】より

…戦闘はドナウ川沿岸とカフカスの東西両国境で戦われたが,バルカンでは,P.カラジョルジェの指導下にオスマン帝国に反乱したセルビア人がロシアの支援をあてにしていた(セルビア蜂起)。戦争中,オスマン帝国では改革派のスルタン,セリム3世Selim III(在位1789‐1807)が殺されるなど政局は定まらず,ロシア側もフランスとの外交関係が悪化したため,両国は1812年5月ブカレスト条約を結び,ロシアがベッサラビアを併合し,ワラキアとモルダビアをオスマン帝国に返還し,セルビアは若干の自治を獲得して独立への足がかりを得た。21年のエテリア蜂起に始まったギリシア人の民族独立運動(ギリシア解放戦争)は西欧諸国の関心を呼び,27年10月に,イギリス,ロシア,フランスの連合艦隊は,ナバリノの海戦で,トルコ・エジプト艦隊を破り,ギリシア独立への道を開いた。…

※「ブカレスト条約(露土戦争)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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