ブック・フェア(読み)ブックフェア

百科事典マイペディア 「ブック・フェア」の意味・わかりやすい解説

ブック・フェア

出版物の版権,販売権等の交渉売買を目的とした書籍見本市のこと。一般には,定期的に催される国際的な規模のものをいう。最大のものは,15世紀にさかのぼる歴史を持つ,ドイツのフランクフルト・アム・マイン市で開かれるもの(例年10月開催)。2003年の第55回展には世界102ヵ国から出版社6611社(うちドイツ2735社)が出展,関係者約28万人が参加した。ほかに,ボローニャ国際児童図書展,ブックエクスポ・アメリカモスクワ・ブック・フェア,ソウル国際ブックフェア,北京国際ブックフェアなどが知られる。1990年から開かれている東京国際ブックフェアはアジア最大規模の書籍見本市で,2004年の第11回展には世界29の国・地域から出版社など587社(国内470社)が出展,関係者約4万8000人が参加した。
→関連項目文字・活字文化振興法

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android