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ブユ(蚋) ブユ

世界大百科事典 第2版の解説

ブユ【ブユ(蚋)】

双翅目長角亜目ブユ科Simuliidaeに属する昆虫の総称。英名はblack flyまたはbuffalo gnat。標準和名はブユであるが,実際にブユと呼んでいる地方は少なく,東日本ではブヨ,西日本ではブトと呼ぶ地方が多い。成虫は,体長1~5mm,全体に太い感じで雌のみが吸血する。口器は動物の皮膚を切って流れる血液をなめる型で,よく発達している。吸血活動は,朝,夕の薄暮時に盛んである。ブユの吸血による被害は,都市よりも農村,山間部に多い。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のブユ(蚋)の言及

【オンコセルカ】より

…腫瘤内の雌虫からミクロフィラリア幼虫が産出され,これが眼球に侵入し,結膜炎や角膜炎をおこし,さらに網膜や視神経も侵されると失明の原因となることがある。中間宿主はブユblackflyで,吸血によって摂取されたミクロフィラリアはブユの胸筋内で発育してヒトに感染可能な段階の幼虫となる。オンコセルカ症を媒介するブユのおもな種類は,アフリカではSimulium damnosumおよびS.naevi,グアテマラやメキシコ南部ではS.ochraceum,S.metallicum,S.callidumなど,ベネズエラではS.metallicumである。…

【フィラリア】より

…すなわち,ネッタイイエカなどイエカ属のカやシナハマダラカなどハマダラカ属のカが,バンクロフトシジョウチュウの中間宿主である。また,マレーシジョウチュウの中間宿主はヌマカ属のカであるが,オンコセルカのそれはブユの類であり,ロアシジョウチュウのそれはアブの類である。 以上4種のヒトを固有宿主とするフィラリアのほかに,動物寄生種がある。…

※「ブユ(蚋)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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