日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
ブラウン(Joseph Rogers Brown)
ぶらうん
Joseph Rogers Brown
(1810―1876)
アメリカの機械技術者。ロード・アイランド州のプロビデンスに生まれる。父も機械工場主であった。1853年ブラウン‐シャープ社(2001年ヘクサゴンABグループにより買収)を創立し、有力な工作機械メーカーに発展させた。測定器具や工作機械の改良に貢献したが、ブラウンが設計しブラウン‐シャープ社が製作した機械は、万能割出し台を備え、螺旋(らせん)状の切削操作、歯車の切削、その他の工程に応じられるもので、万能フライス盤として機械工作技術に革命的な影響を与えた。没後、自動歯切り盤が彼の社で製作された。
[山崎俊雄]
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