ブラッティ バレリー(英語表記)Burati Valery

20世紀日本人名事典 「ブラッティ バレリー」の解説

ブラッティ バレリー
Burati Valery

07の労働問題専門家 元・GHQ労働担当官。



国籍
アメリカ

生年
1907年4月12日

没年
1988年7月20日

出生地
チロル地方(オーストリア)

学歴〔年〕
ベーツ大学人文学部(メーン州)〔’32年〕卒

経歴
1932年「スプリングフィールドユニオン」紙記者。ニューイングランド新聞ギルド評議会議長を経てCIO(米国産業別労働組合会議)で活躍。’42年第2次大戦に陸軍少尉で従軍、’45年日本進駐後帰国。’48年再来日、GHQ経済科学局労働課労働関係係長となり、’50年7月の総同盟解消による総評結成など民主労組の組織化に大きく貢献した。この直前、総同盟の滝田実あて“ブラッティ書簡”で全繊同盟の前近代的労使関係体質を批判して話題を呼んだ。’51年帰国、国務省派遣フィリピン援助使節団に参加、’61〜73年国務省国際開発局アフリカ諸国担当主任などを務めた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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