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ブルックス ぶるっくすCleanth Brooks

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ブルックス(Cleanth Brooks)
ぶるっくす
Cleanth Brooks
(1906―1994)

アメリカの学者、批評家。エール大学教授。文芸作品(とくに詩)は文学史や作者の伝記的事実などから切り離して、作品自体の形式、構造に関心を集中する分析的な、いわゆる「新批評主義(ニュー・クリティシズム)」を唱道した中心人物の一人。『現代詩と伝統』(1939)、『見事に作られた壺(つぼ)』(1947)では多数の詩作品を扱い、「パラドックス」や「アイロニー」を駆使して分析、独自の批評を展開した。またウォーレンとの共著『詩の理解』(1938)、『小説の理解』(1943)、ハイルマンとの共著『戯曲の理解』は、その精緻(せいち)な分析批評で、一般の大学の文学教授法に大きな影響を与えた。『ウィリアム・フォークナー――ヨクナパトーファの世界』(1963)、『ウィリアム・フォークナー――ヨクナパトーファをめざして、そしてそれを越えて』(1978)は代表的なフォークナー研究書。[大津栄一郎]
『猪俣浩・大沢正佳訳『現代詩と伝統』(1960・南雲堂)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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