ブルー・ナ・ボーニャ ボイン渓谷の遺跡群(読み)ブルーナボーニャ ボインけいこくのいせきぐん

世界遺産詳解 の解説

ブルーナボーニャ ボインけいこくのいせきぐん【ブルー・ナ・ボーニャ ボイン渓谷の遺跡群】

1993年に登録されたアイルランドの世界遺産(文化遺産)。2013年に「ボイン渓谷遺跡群」から名称変更になった。首都ダブリン北西、ボイン川の屈曲部に位置する。新石器時代の3つの大型石室墓と散在する40以上の古墳からなり、土器などが出土している。この遺跡群で最も有名な遺跡は、ニューグレンジノウスダウスの3ヵ所にある大型石室墓で、一度も補修されていないにもかかわらず、今でも雨漏りすることがない。ほかに、ドウス・ホール羨道(せんどう)墳群やタウンレイホール羨道墳、モンクニュータウンヘンジ祭礼の泉などがある。こうした遺跡の稀少価値が評価されて、世界遺産に登録された。◇英名はBrú na Bóinne-Archaeological Ensemble of the Bend of the Boyne

出典 講談社世界遺産詳解について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android