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ブル・ロアラー bull‐roarer

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世界大百科事典 第2版の解説

ブル・ロアラー【bull‐roarer】

うなり木。薄い長円形の板を紐の先に結びつけ,紐の末端を持って勢いよく振りまわす楽器。板が風を切って牛が吼えるような音を出す。板が小さく紐が短いものほど音が高い。未開社会では,魔法の楽器として神霊,悪魔,祖先の声を響かせるために用いる。この楽器は,いわゆるタブーの楽器であり,女性が見ることを厳しく禁じている。楽器分類法では振り回す気鳴楽器に属する。【柿木 吾郎】

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世界大百科事典内のブル・ロアラーの言及

【アメリカ・インディアン】より

…古代高文化では,寺院や特設舞台で司祭的存在の音楽家が宗教儀礼を演じたらしい。孤立した部族社会のインディオたちは,自然環境を活用して,たとえば乾燥した大きなさや豆をガラガラとして振奏して踊ったり,管状の骨をトランペット式に吹奏したり,木片に紐をつけて〈うなり木(ブル・ロアラー)〉として空中高く振りまわすなどユニークである。笛の類では,1本だけの管を吹くもの,3~10本ほどの管を束ねたパンパイプなどが混交音楽文化の要素としてはたらいている。…

【オーストラリア】より

…堅い木に白蟻が孔をあけた木製の長いトランペット(またはドローン・パイプ)であるディジェリドゥーdidjeriduは,北部にのみ演奏され,専門的な訓練を要求される複雑な演奏技法により,明確なリズムをもった低音の連続音が出される。さらに,成人式を受けた男性のみの秘密の儀式で,ブル・ロアラー(うなり木)なども用いられるが,これらの楽器は超自然的な存在,またその声を表すといわれている。 次に移住民の音楽,現代音楽に目を転ずると,白人の本格的な音楽活動が組織されるようになったのは1840年代以後,自由な移民とともに音楽家が移住するようになってからである。…

※「ブル・ロアラー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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