ブレア城(読み)ブレアジョウ

デジタル大辞泉 「ブレア城」の意味・読み・例文・類語

ブレア‐じょう〔‐ジヤウ〕【ブレア城】

Blair Castle》英国スコットランド中部の町ブレアアーソルにある城。13世紀の創建。15世紀以降、アーソル家代々の居城として使用された。白亜名城として知られる。

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世界の観光地名がわかる事典 「ブレア城」の解説

ブレアじょう【ブレア城】

イギリスのスコットランド北部のハイランド地方、インバネス(Inverness)の近郊、リゾート地として知られるピトロッホリー(Pitlochry)から約13kmほど北西の村、ブレアアソール(Blair Athol)にある城。国鉄ブレアアソール駅から約1km、徒歩15分ほどの場所にある。正門から城まで並木道を歩いて約20分ほどかかるというほど広大な敷地の中に建つ白壁の城で、敷地内には美しいヘラクレス庭園がある。現在は第11代アソール公爵(Duke of Athol)の居城になっているが、その祖先がこの地を支配し始めた約550年前に、この城が建設された。城の一部は13世紀のものである。城の建物や庭園の美しさはさることながら、この城を有名にしているのは、陶器絵画、武器などのコレクションで、1936年に一般公開が始まり、現在城内の約30の部屋が展示室となっている。また、この城は18世紀半ばまで兵士が常駐していたが、現在でもプライベートアーミーを維持している。

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