ブレイディ

百科事典マイペディア 「ブレイディ」の意味・わかりやすい解説

ブレイディ

米国の写真家。ニューヨーク州レーク・ジョージ生れ。1839年ニューヨーク市に移住。翌年ダゲレオタイプの技術を学ぶ。1843年ダゲレオタイプのスタジオを開設し,政治家,財界人,文化人など名士の肖像写真を手がけるようになる。1850年ダゲレオタイプをもとにリトグラフ集《著名アメリカ人の画廊》を刊行。1856年ころからコロジオン・プリントを導入してスタジオはさらに繁盛し,なかでも大判プリントによる〈等身大肖像写真〉は評判となった。1858年ワシントンに支店開業。1860年には大統領選挙直前のリンカンの肖像写真を撮影する。1861年ころから視力が衰え始め単独での撮影が困難となるが,南北戦争を記録するプロジェクトを強行。1861年より北軍に従軍し,助手をともなって約8000枚におよぶ戦争記録写真を撮影した。撮影は1865年まで続行されるが,このプロジェクトのために膨大な負債抱え,戦争写真のネガは売却せねばならなかった。1895年完全に失明し,戦争写真の展覧会のためにニューヨークに戻るが,開催の数日前に死去

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブレイディ」の意味・わかりやすい解説

ブレイディ
Brady, Nicholas Frederick

[生]1930.4.11. ニューヨーク
アメリカの政治家。エール大学卒業 (1952) ,ハーバード大学修士課程修了 (54) 。 1982年,ニュージャージー州から上院議員 (州知事による欠員補充任命) 。 88年9月から 93年1月までレーガン,ブッシュ政権の財務長官。いわゆる発展途上国累積債務問題に対する「ブレイディ提案」の提唱者として知られる。

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