世界大百科事典(旧版)内のブレーンステズ=ローリーの概念の言及
【酸・塩基】より
…このなかでは1923年デンマークのブレーンステズJ.N.Brønsted(1879‐1947)とイギリスのローリーT.M.Lowry(1874‐1936)が独立に発表した概念と,アメリカのG.N.ルイスの概念がとくに重要である。(1)ブレーンステズ=ローリーの概念 〈酸とはプロトンを供給する化学種であり,塩基はプロトンを受容するものである〉,すなわち酸HAの平衡を考えると, HA⇄H++A-であるから,HAは酸であり,A-は塩基であると考えるのである。ここで重要なのは別に溶媒を水と限らなくてもよいことで,プロトン性溶媒のすべてに通用し,しかも先の水溶液中での場合をも含めていて,きわめて普遍的な定義である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」