ブロニスロー ピウスーツキ(英語表記)Bronisław Piłsudski

20世紀西洋人名事典 の解説

ブロニスロー ピウスーツキ
Bronisław Piłsudski


1866 - 1918
ポーランドの民族学者。
リトアニア出身。
軍人で、政治家J.ピウスキの兄で、ロシア領ポーランドの名門貴族の家庭に生まれた。大学在学中にロシア皇帝アレクサンドル3世暗殺に加担しサハリン流刑となり以後19年を極東で過ごした。その間島内の先住民やアイヌの習慣や言語を研究し、エジソンの鑞管蓄音機でアイヌの肉声を録音した。これは日本の先端技術で再生されて、その「最古の肉声」は高く評価されている。また、日本の社会主義者と交際し、二葉亭四迷親交を結んだ。「アイヌの言語・民族研究資料」(1912年)など50余りの論文を発表している。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

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