ブロワ城(読み)ブロワジョウ

デジタル大辞泉 「ブロワ城」の意味・読み・例文・類語

ブロワ‐じょう〔‐ジヤウ〕【ブロワ城】

Château de Blois》⇒ブロア城

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界の観光地名がわかる事典 「ブロワ城」の解説

ブロワじょう【ブロワ城】

フランス中部、ロワール地方の都市トゥール(Tours)の近郊、ロワール渓谷にある古城群の一つ。ブロワ(Blois)市街の中心部にある。トゥール駅から電車で約40分のブロワ駅下車、ブロワ駅からおよそ600mの場所にある。13~17世紀にかけて建設された建物が中庭を囲むように建っていて、ゴシック様式・ルネサンス様式・バロック様式の建物が混在していて、フランスの建築の歴史が凝縮している。もともとはブロワ伯の要塞だったが、ルイ12世の治世(1498~1515年)の始めのころに大規模な増築が行われ、その後フランソワ1世(1494~1547年)がさらに増築して、アンボワーズ城から一時期宮廷を移した歴史を持つ。また、この城は、ジャンヌ・ダルクが1429年にオルレアンから軍を率いて出発する際に、大司教から祝福を受けた城でもある。他のロワール渓谷の古城群とともに、世界遺産に登録されている。

出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報

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