プラーガ(Emilio Praga)(読み)ぷらーが(英語表記)Emilio Praga

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

プラーガ(Emilio Praga)
ぷらーが
Emilio Praga
(1839―1875)

イタリア詩人、小説家。統一直後のイタリアで、既成の価値観に異を唱え、芸術至上主義標榜(ひょうぼう)し、ボヘミアン的生活に身を投じてアルコールにおぼれ、夭折(ようせつ)した。ロマン主義真実主義の橋渡し的役割を果たしたスカピリアトゥーラ派を代表する詩人で、郷愁にあふれる絵画的な詩を多数残した。『パレット』(1862)、『薄暗がり』(1864)、『寓話(ぐうわ)と伝説』(1867)、『透明』(1878)などが代表作である。

[竹山博英]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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