日本大百科全書(ニッポニカ) の解説
プーシキン(ロシア連邦)
ぷーしきん
Пушкин/Pushkin
ロシア連邦北西部、レニングラード州の観光都市。人口9万3600(1996)。サンクト・ペテルブルグの南郊にあり、18世紀初めにロシア皇帝の夏の宮殿として建設された。現在、18~19世紀につくられた宮殿や公園が保存され、多数の観光客が訪れる。第二次世界大戦でドイツ軍に占領され破壊されたが、戦後復旧した。ロシア革命の1917年まではツァールスコエ・セローЦарское Село/Tsarskoe Selo、37年までジェツコエ・セローДетское Село/Detskoe Seloといったが、ここで学んだ詩人プーシキンを記念して改名された。
[中村泰三]