ヘンク・H. バディングス(英語表記)Henk Hermann Badings

20世紀西洋人名事典 の解説

ヘンク・H. バディングス
Henk Hermann Badings


1907.1.17 -
オランダの作曲家。
アムステルダム音楽学校校長,ハーグ王立音楽院院長。
バンドン(インドネシア)生まれ。
デルフト工業大学で採鉱学と地質学を学ぶが、1930年作曲をペイパー師事。’30年最初の交響曲コンセルトヘボウ管弦楽団によって初演され好評を博す。’34年ロッテルダム音楽院作曲科教師となり、’37年アムステルダム音楽学校校長、’41年ハーグ音楽院院長を歴任。その後、’61年ユトレヒト大学音響学講師や’62年シュトゥットガルト高等音楽学校作曲科教授も務める。初期はオクトトニックと称する独特の音階を用い、その後、哀愁を帯びた作風に転じ、’50年代以降は電子音楽や31音音階を取り入れた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android