ベシュタウ岩(読み)ベシュタウがん(英語表記)beschtauite

岩石学辞典 「ベシュタウ岩」の解説

ベシュタウ岩

この岩石は古い資料に記述されているが,内容がよくわからない.Naに富む石英斑岩で,石英ケラトファイアに相当する[Holmes : 1920].灰長石に乏しい明るい色の石英ドレ岩(quartz-doreite)である[Bayan : 1866, Tröger : 1935].アルカリ粗面岩サニディンオリゴクレース斑晶を含み,石基は石英,斜長石,角閃石からなる[Tomkeieff : 1983].粗面流紋岩である[Guerassimov : 1937].ロシア,コーカサス北部のピアテゴルスク(Piatigorsk)のベシュタウ(Beshtau)山に産する.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android