世界大百科事典(旧版)内のベッラーラ(スリランカ)の言及
【スリランカ】より
…カースト制は,シンハラ社会とタミル社会の双方に存在するが,インドに比べその規制力が弱いといわれている。バラモン,クシャトリヤ,バイシャに対応するカーストがみられず,ゴイガマGoyigama(シンハラ人)とベッラーラVellāla(タミル人)という農民カーストが最上位を占めているのが特徴的である。カーストは通婚単位としての機能が中心であり,持参金(ダウリ)制度とともに配偶者を決める大きな条件となっている。…
※「ベッラーラ(スリランカ)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」