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ベトン事件 ベトンじけん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ベトン事件
ベトンじけん

1976年4月,マレーシアの部隊がタイ領ベトンで作戦行動中,ゴム園に被害を与えたとしてタイ側でデモが発生,翌5月タイ政府の要求によりマレーシア部隊が撤退を余儀なくされた事件。マレーシアとタイは 1965年に国境共同防衛条約を締結 (1970年3月改訂) ,以後一般国境委員会を中心にマラヤ共産党 CPMの共同掃討を進め,両国部隊相互の越境追撃・駐留が認められていた。ベトン事件は国境協定をめぐる両国の脅威認識の不一致に起因する。マレーシアは華人主体の CPMゲリラ,タイはパタニ統一解放機構 PULOなどイスラム分離主義運動を,それぞれ脅威とみていたのである。 77年3月新国境協定が調印され,CPMは 89年 12月投降,消滅した。

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