ベーコン(ロジャー)(英語表記)Roger Bacon

山川 世界史小辞典 改訂新版 「ベーコン(ロジャー)」の解説

ベーコン(ロジャー)
Roger Bacon

1214頃~94

中世イングランドスコラ哲学者。オクスフォード大学に学び,パリ大学に留学後フランチェスコ修道会に入り,オクスフォード大学で教えた。教皇クレメンス4世の勧めで文法論理数学哲学などの論文をまとめた書を著し,神学による学問の体系化を試み,経験論傾向により自然科学の道を開いた。「不思議博士」と呼ばれた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「ベーコン(ロジャー)」の解説

ベーコン(ロジャー)
Roger Bacon

1214ごろ〜94
イギリスの哲学者・自然科学者
オクスフォード大学で学んだのち,パリ大学で学び,帰国してフランチェスコ修道会修道士イスラームの学問から多くを学び,錬金術や特に光学に通じ,そのために修道会によって14年間監禁された。経験重要性を説き,経験論の先駆をなす。

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