日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ペイトン(Alan Paton)ぺいとんAlan Paton(1903―1988) 南アフリカ共和国の白人作家、政治家。ナタール大学卒業後教職につき、のち13年間黒人感化院院長を務めながら、黒人犯罪の防止と刑法の改正、人種差別撤廃を訴え続けた。1953年に南アフリカ自由党の党首になったが非合法化され、一時期イギリスに居住していた。代表作は『叫べ、愛する国』(1948)。ほかに小説『ヒレアシシギは遅すぎて』、短編集『ドビよ、家へ帰れ』『荒廃した国の物語』や、政治評論集、伝記、自伝『山に向かいて』などがある。[土屋 哲][参照項目] | アフリカ文学 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例