ペドロ・サルミエント・デ・ガンボア(読み)ぺどろさるみえんとでがんぼあ

世界大百科事典(旧版)内のペドロ・サルミエント・デ・ガンボアの言及

【旅行記】より

…バスコ・ダ・ガマの航海は,ポルトガルの国民的詩人カモンイスに同じ冒険の旅を企てさせることとなり,彼はその体験をふまえて,ガマを主人公とした大航海叙事詩,ホメロスの作品としばしば比較される《ウズ・ルジアダス》(1572)を書いた。マゼラン海峡や南アメリカ沿岸の探検記を書いたペドロ・サルミエント・デ・ガンボアは,F.ドレークと戦って捕虜になり,イギリスに連行されてそこで体験を語ったが,それを聞いたR.ハクルートは,探検記の大コレクションを完成し,航海・探検の歴史を執筆するに至った。彼のコレクションは今日でも貴重であり,彼の名を記念するハクルート協会(1846設立)は,初期の探検・航海記の刊行事業をいまなお続けている。…

※「ペドロ・サルミエント・デ・ガンボア」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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