日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ペレ(Benjamin Péret)ぺれBenjamin Péret(1899―1959) フランスの詩人。ルゼに生まれる。1920年パリに出て、ブルトンらと交流。24年以後、文学的にも政治的にも、もっとも忠実なシュルレアリストの1人として生涯を送る。『サン・ジェルマン大通り125』(1923)などのコント集、『大いなる賭(かけ)』Le Grand Jeu(1928)などの詩集には、日常の言語から汲(く)まれた幻想的イメージと痛烈なユーモアが横溢(おういつ)し、シュルレアリスムの一典型を思わせる。[巖谷國士] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例